【香取市佐原】約300年の伝統を有する祭りにDXの波?GPSとサイネージで進化する佐原の大祭をレポート!

突然ですが、皆さんは朝の9時前って何をされていますか?
多くの人は「仕事の準備」や「通学・通勤」の真っただ中ですよね。
ですが、私の地元 千葉県香取市では7月のある日の朝9時前、大の大人がみんなでお酒を飲んでいました。🍶
実はこれ、7月に開催されたユネスコ無形文化遺産「佐原の大祭(夏祭り)」の出発前に行われる伝統的な前祝い。
地元ではこのお酒のことを「でぼけ(出祝)」と呼びます。安全を祈りお酒を一気に飲み干し、清めて出発!
もちろんお酒は朝だけにとどまりません。お祭り中は街のいろんな場所でありがたい「接待(お振舞)」を
受けるため、アルコールがじゃんじゃんチャージされていきます。
夏場はモタモタしてるとお酒がヌルくなってしまうため、みんな驚異的なスピードでカップを空にしていきます。
(余談ですが、私はこの過酷な環境でお祭りのたびに鍛えられたおかげで、人生で一度も二日酔いになったことがありません💪)
そんな一見すると超アナログで豪快な熱気あふれる、約300年の伝統のお祭り。
ですが実は近年、このお祭りがめちゃくちゃデジタルに進化しているのをご存知でしょうか?
今回は、そんな伝統×デジタルをプチレポートします!


🏮歴史ある町並みに大型サイネージ

広場に設置された大型サイネージ。お祭りの情報がリアルタイムに流れます。

お祭りの案内板かな?と思いきや、映し出されている内容が濃い!
各スポットのリアルタイム中継はもちろん、明治や大正 なかには文政といった歴史を感じる
各町内自慢の山車・人形の解説、さらには昭和の白黒資料映像などが次々と流れていました。
歴史ある古い町並みの中に大型モニターがあるギャップが新鮮で、地元民が見ても普通に見入っちゃう面白さです。


📍推しの山車をGPSでガチ追跡…と思ったら?

そして個人的に これは便利すぎる…! と思ったのが、山車のGPSリアルタイム追跡サイト(いまちず)です。
スマホで専用のマップを開くと、各町内の山車が今どこにいるかが画面上で丸わかり!
さらに、この後の運行ルート予定までチェックできるすぐれものです。これでもう「お目当ての山車、今どこにいるんだろう?」と歩き回って探す必要はありません。

せっかくなので佐原の大祭野郎に色々質問してみましょう。

しかもこのマップ、位置が分かるだけじゃなく「佐原の大祭野郎」という謎のAIキャラクターが色々と教えてくれる仕様になっていました。(笑)

佐原の大祭と佐原囃子について聞いてみました。お祭りのディープな豆知識を授けてくれます。

この大祭野郎にいろいろ質問してみると、お祭りの歴史だけでなくお祭りのBGMである「佐原囃子」の情報まで詳しく教えてくれます。


🎵実はめちゃくちゃロックバンドな佐原囃子

大祭野郎の解説や地元の資料によると、佐原囃子は篠笛、 大皷、小鼓、大太鼓、小太鼓、すり鉦の15人前後で構成される「和楽器のオーケストラ」。そして、地元の人は音を聞き分けて、どの町内が近くにいるのかが分かります。
これ、音楽好きの視点から言わせてもらうとロックバンドのグルーヴ論なんです!

演奏を担当する「下座連(げざれん)」というグループが町内ごとに違うため、ベースとなる伝統曲は同じでも
グループによって音の太さやテンポ感、いわゆるバンドサウンドの鳴りが全く違います。
お気に入りの下座さんだと、耳に心地よい笛の音とズゥーーーンと体に深く染み渡る太鼓の響きがクリアで
まるでめちゃくちゃ音響設備のいいライブハウスで最良の爆音を浴びているかのような音質の良さを感じます。

朝イチの「でぼけ」で仕上がった体に最高のサウンドがブーストされる瞬間は、まさにフェスさながらの快感でした。


⛩️伝統に寄り添う、やさしいデジタル

約300年前から変わらない大迫力の山車や、響き渡る佐原囃子の音色。
そのすぐ傍らで、お祭りをより快適に、より深く楽しむためのテクノロジーやAIが当たり前のように溶け込んでいる光景は、なんだかとても素敵だなと感じました。
変わらない伝統を守るために、変わり続けるデジタルがそっと寄り添う。
そんな一歩進んだお祭りの楽しみ方にちょっとした未来を感じた夏のひとコマでした。

みなさんの地元イベントでも意外なデジタル活用や、面白いAI野郎が始まっているかもしれませんね!

管理部 AK

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