山道のY字路と道標

山道を歩いていると、急に目の前にY字路が現れることってありませんか?
道が二手に分かれていて、どっちに進むべきか迷ってしまうあの瞬間。私もよくあるんです。

最近は登山用のアプリがとても便利で、道に迷うことも少なくなったけれど、自然の中では電波が届かないこともあるし、アプリだけでは頼りない時もあります。

そんな状況、先日まさに体験しました。山道を歩いている途中、分岐点に出くわしたんです。右か左か、どっちに進めばいいのか全然わからなくて、少し焦って地図アプリを開いたんですが、それでも現在地が曖昧で…。
ふと、少し先の木陰に目をやると、枝に結ばれたリボンが揺れているのが見えました。そちらの道を選んで進むと、無事に正しいルートにたどり着けたんです。その瞬間、本当にホッとしました。あの小さなリボンが、あの時の私にはものすごく頼もしい存在だったんです。
道標って、ただ方向を教えてくれるだけじゃないんですよね。誰かがそこにリボンを結んでくれた、その小さな行動に「次の人のために」という心遣いを感じて、すごく温かい気持ちになりました。

山道って一人で歩いているようで、実は誰かと繋がっているんだなぁと感じた瞬間でした。因みに「Y字路」の言い始めは、現代美術家の横尾忠則さんらしいです。

フィールドボード推進室 3N

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