「ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」に行ってきました(会期終了)

すでに会期は終了してしまいましたが、東京都現代美術館で開催されていた「ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」に行ってきました。

風情のある清澄白河の通りを抜けて、普段とは違う新鮮な気分で美術館へ。

エントランスには、まるで科学大辞典を広げたような年表など、難解な量子力学を中心とした解説がずらり。。「無理せず、わかるものだけ読もう」と割り切って進んでいくと、さっそく落合陽一さんの作品が目の前に。(※後から指摘されて気づいたのですが、どうやら順路を逆走していました)。

吹き抜けの明るく心地よい大空間に、縦長の大きなLEDビジョンが贅沢に配置されていました。そこに映し出された作品は、まるで生命体のように激しく動き回っています。

ビジョンの横には、手足が極端に長い木彫りの作品が展示されており、そのデフォルメされた造形が逆に生命力を放っていました。

意味を考え出すとわからなくなってしまうので、まずは頭を空っぽにして、ベンチに座って10分ほど眺めてみることに。。それは安らぎや癒やしをくれるものではなく、「これでもか」と挑みかかってくるような、心地よさではなく少し緊張感に満ちた空間でした。

暗闇から現れる雷のような光、深海の流体の動き、ブラックホールのような宇宙、そして火口のマグマ……それらがまるで生き物や大自然そのもののように躍動しています。極端に細長いLEDビジョンだからこそ、上方に「宇宙」を、下方に「海」を感じたのかもしれません。そして縦長以外の部分の映像は想像で脳内で作り出し余白を埋めていたのかもしれない。

二度と同じ姿を見せないその様子は、ジャズの即興セッションのよう。個人的には、マイルス・デイヴィスのアルバム『ビッチズ・ブリュー』を聴いたときのような緊張感と「これから何が起こるのだろう」という期待感が表裏一体となった感覚を覚えました。

これは現地に足を運び、作品のスケール感とあの空間に身を置かないと味わえない体験だったと思います。

※リキッドユニバース: 物化する計算機自然、質量への憧憬の転回 落合陽一(2026)
機材提供・技術協力: 株式会社セイビ堂(LEDビジョン)

R&D本部 デザイン課 GN

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