強烈なビジュアルと憧れの継承について

昨年2025年11月と少し前になりますが、代々木上原のファイアキングカフェで開かれていたアートディレクターの中村誠さんによる資生堂のビジュアル・アートワークの展示を見に行きました。

もう50年近くも前になる1970年代後半からのモデル 山口小夜子さんによるポスタービジュアル。もちろん今のようなデジタルカメラはなくフォルムカメラで、DTPもできないアナログ時代。1点1点研ぎ澄まされた緊張感を感じるポスターに圧倒されました。

今は大手ドラッグチェーンの台頭によりあまり見かけなくなりましたが、かつて地方の商店街などには必ず化粧品専門店があって資生堂のお店があったように思います。そこにはプロモーション・ブランディング用のポスターが掲げられていました。これらのポスターも同様だと思います。

山口小夜子さんのこの強烈なビジュアルは私も幼心になんとなく記憶にありますし、見たことないビジュアルだとしても他社ではなくやはり資生堂だとわかる感じはあります。

アートディレクター中村誠さんも子供のころ故郷の盛岡で資生堂のポスターの美しさに魅了され、デザイナーを志したと言います。今回の展示を見に訪れた方に話を聞くと、この中村誠さん制作のポスターに魅了され憧れ、今デザイナーをやっているという方がたくさんいました。また、作品の担当カメラマンである横須賀功光さんに憧れ、現在カメラマンで活躍し広告写真業界を牽引されている方もいらっしゃいます。

ポスターの力、ビジュアルの力、デザインの力とそのビジュアルの魅力は憧れという強烈なエネルギーを持ち、継承されるということを改めて感じた展示でした。

R&D本部 デザイン課 GN

新着記事

TOP PAGE