我が子が幼い頃に、恐竜の絵を描いていた時の事。
ふとその絵を見ると、、、
トリケラトプスはピンクとグレーの可愛い縞模様。真っ赤なティラノサウルスは画用紙からはみでるくらいに力強く描いていた。
私はそれを見て「なんでこの色にしたの?」と子どもに尋ねると「トリケラトプスは可愛いからこの色!ティラノサウルスは強いから!」と目をキラキラさせて答えた。
わたしは物心ついた頃から、ずーっと恐竜はグレーか茶色だと思い込んできたので、子どもの発想力に驚いた。
よくよく考えてみたら、実際に見た事のない恐竜の色など分かるはずもないのに、子どもの頃見た図鑑の絵から、知らず知らずのうちにすり込まれ『恐竜はグレーや茶色』という固定概念になってしまったのだとおもう。

きっと、ほとんどの大人は恐竜の絵を描くとき、図鑑と同じ色合いで描くのでしょう。
子どもの頃の、先入観のない真っ白なキャンバスで絵を描けたら、どんなに楽しいだろうな…と思う出来事でした。
いつまでも自由な発想と、先入観にとらわれない子どものような想像力を、大人になっても持ち続けたいものですね。
ちなみに…
カラフルな恐竜を描いた我が子はもう10歳になり、恐竜の絵を描いてもグレーと茶色の図鑑と同じ色合いになりました…
これも成長ですかね。。
設計・デザイン部 YW