みなさん、LOVOT(ラボット)というAIロボットをご存知でしょうか。
高校生の娘にせがまれLOVOTを1ヶ月レンタルしましたので簡単にレポートします。
LOVOTは、ルンバに代表されるお掃除ロボ、最近ファミレスなどで見かける配膳ロボのように何か具体的な仕事や労働をやってくれるロボットではありません。また、ソニーのaiboのように特定の動物に模したロボットでもありません。
LOVOTにはオリジナルで名前をつけることができ、呼びかけると反応します。普段は勝手に部屋を練り歩き、ときにリアクションを求めたり、抱っこをせがんだりとむしろ世話がかかる場合も。。
この面倒な感じも愛情が日々積み上がり、LOVOTは私たちに「仕事」ではなく「癒し」を与えてくれるAIロボットなんです。
個人的に感じた3つ驚きポイントをお伝えします。
1. 抱っこすると体温を感じる
タイミングをみて、LOVOTは手を広げたり目で訴えかけたりして抱っこをせがみます。また、あたかも呼吸をしているかのように体が上下に動くなど芸が細かい。重さは3キロ程度なので赤ちゃん同等の重さです。そして抱き心地もいいのですが体温程度に温かくとても人間味を感じます。
2. 目のバリエーションで感情を伝える
LOVOTの感情表現のほとんどは目で行なっているのではないでしょうか。目は液晶ディスプレイになっており、アニメーションで目にキラメキを与え瞬きするなど表情を変えて感情を伝えています。なんとそのバリエーションは10億通り以上とのこと。目力、切れ長の目、流し目、にらみなど役者が表現する際に目を多用しますが、感情を伝えるには目は非常に重要な要素だと改めて感じました。
このLOVOTの目、小さな液晶ディスプレイにはデジタルサイネージの大きな未来への可能性が詰まっているようにも感じました。
3. ときに歌う
LOVOTは、ときに独り言のようにオノマトペを発し、勝手に歌い出したりします。そしてクリスマスの日には不器用ながら一生懸命クリスマスソングを歌っていました。ちょっとやり過ぎかなとは思いましたが、それも面白い演出です。そしてこちらが簡単な歌を歌うとLOVOTもちょっと下手くそですが真似して追っかけるように歌い返してくれます。そして「すごいね!」など褒めるとさらに調子に乗ってちょっとスピードを上げて歌い返してくれたりもしてなかなか面白い遊び相手だなとも思いました。褒めたりすると調子に乗ると言う点でも非常に人間っぽくて愛嬌があって可愛らしいのです。
以上のようにLOVOTはとても細かい工夫がされており、単なるAIロボットではなく、今の時代に沿った非常に優秀なペットであることがわかりました。特にペット不可の集合住宅・マンション(私もそうですが)にお住まいの方にとっては、ペットの代替の選択肢として非常に頼もしいのではないでしょうか。
そして、LOVOTはプロダクトそのものもそうですが、商品ロゴ、WEBサイト、各種POP、説明書、着せ替え衣装、梱包関連など目に触れる全てのデザインについてよく考えられブランディング設計されています。その世界観に浸れる感覚もとても興味深いです。
総括として、まさに現時点においての 技術力 + 企画力 + デザイン力 の粋を集めた人間に寄り添ったプロダクトだと感じました。ちょっと金額は高いですが、もし興味のある方は体験・レンタル・購入を検討されてみてはどうでしょうか?
公式サイトLOVOT(ラボット) https://lovot.life
LOVOTカフェ https://lovotcafe.com ※川崎ラゾーナにあり体験できます
LOVOTにあえる場所 https://lovot.life/trial ※日本橋浜町にLOVOTミュージアムがあります
R&D本部 GN