
以前書いたコラムでプログラマティックDOOH(pDOOH)の本格普及で
旧来型のメディアだった看板広告のネット広告化が進んで来たと書きましたが、
今回はDOOH(デジタル屋外型広告)の特徴とこれからについて書きたいと思います。
まず(自分のおさらいとしても)、ここ最近のDOOH業界のトピックをざっくり書き出すと、
Web広告のようにインプレッション単位やRTBでの運用が可能になったこと。
リテールメディアとしては店舗の購買データと連携したり購買のラストワンマイルで効果を
上げるための取り組みが活発化して、更にはAIエッジカメラを活用した属性分析やコンテンツ
の視聴分析などの高度な取り組みが当たり前のように語られ始めたこと。
また3D広告のような没入型体験を演出することで、SNSでの拡散を前提としたキャンペーン企画も
増えて来たことなどがあげられます。
ここまでだとテクノロジーの活用によって急激なネット広告化を続けているように思えますが、
看板には物理的な場所という特性があり一概にネット広告と同化しているとは言えない部分もあり、
またそれが独自の魅力になっていると最近は強く感じています。
その独自の魅力とは何かと言うと、ネット広告のように1円単位で予算と効果を最大限に
上げて運用するイメージではなく、銀座のような一等地にある物理的なビジョンという
有限の枠を活用してブランド価値を向上させたり、大都市の特定の空間を買い切って
圧倒的な独占演出をしたりと、「単なる配信」ではなく「空間演出」が可能となる部分です。
特に大型の屋外ビジョンは配信技術以外にLEDやビジョンそのものを含めたハードウェアの進化や、
最新の効果測定手法なども合わさってネット広告とは少し違う独自の進化を果たしていく様
に見えてなりません。
これからは、むしろ旧来型の純広告モデルと最新のテクノロジーが融合した媒体として
独自の進化を果していくのではないでしょうか。
私達セイビ堂グループはこの魅力ある独自の進化をリードできるよう取り組んで行きたいと思います。
R&D本部 AN
