「第1回イマーシブテクノロジーEXPO」に行ってきました!

東京ビッグサイトで開催された今年初めての開催「第1回イマーシブテクノロジーEXPO」に行ってきました。

会場では、イマーシブ技術を駆使した空間演出から、五感を刺激する新たなプロモーション手法まで、来場者が技術を「体感」できる工夫が各ブースで見られました。

例えば、レーシングゲームで圧倒的な没入感を体験させたり、AI技術を駆使してリアルな3DCG映像を生成することでコストカットの課題解決につながるコンテンツを作成したりと、各社が趣向を凝らした展示でアピールしていました。

 

五感を揺さぶる、体験型ブース

中でも特に印象的だったのが、ある企業の体験型ブースです。

床と壁一面が巨大なLEDビジョンで覆われたその空間は、闇の世界から壮大な自然環境へと、次々に表情を変えていきます。映像と音楽はもちろん、照明、香り、スモークといった五感を刺激する演出が組み合わさり、非日常感と没入感を生み出していました。
その内容は実験的で、この空間で「人間の感情をいかに揺さぶるか」という、クリエイティブな挑戦を感じさせるものでした。

正直、他社でも見たことのあるアプローチで少し映像に酔いそうな瞬間もありましたが、森を感じさせる香り、空間の奥行きを生む照明のメリハリなど、単に映像を見せるだけでなく、視覚、聴覚、嗅覚といった五感に働きかける演出には改めて可能性を感じました。

一方で逆にいえば、人間の表情や手触り感や汗だくになっている姿など、AIや3DCGには表現できない、陳腐化されないアプローチの価値も高まっていくのではないかと個人的には思います。

 

広告は「伝える」から「体験させる」時代へ

今回の展示会を通じて感じたのは、広告やプロモーションの世界が、一方的に「伝える」時代から、ユーザーを巻き込み「体験させる」時代へとさらに大きくシフトしているということです。

技術の進化をどうクリエイティブに活かし、ユーザーの心に響く体験をつくれるか、改めて感じさせられました。

 

第1回イマーシブテクノロジーEXPO
https://www.content-tokyo.jp/hub/ja-jp/exhibit/immersive.html

 

R&D本部 GN

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