2025年の幕開けですね。近年生成AIが身近になって、文章を添削させたり、曲や絵を描かせたり・・・肯定、否定いろんな意見があるようですが、確実に世界が変わりましたよね。
IT(Information Technology)の世界は、3カ月で主流の考え方や予測が変わるのでワクワクが止まりません。
個人的に昨年は、arXivというコンピューターサイエンスの査読前論文サーバーに、Microsoftが掲載した『AutoDev: Automated AI-DrivenDevelopment』が衝撃的なニュースでした。
▼arXiv(アーカイブ)
https://arxiv.org/html/2403.08299v1
英文のサイトなので忙しい皆さんのために、私のような日本語のみネイティブの方のために
仕入れた情報を要約させていただきますと… なんと!
『人間の介入なしに、複数のAIエージェントがお互いに調整しながらソフトウェア開発のタスクをこなすプラットフォームを研究開発しているよ』
しかも
『テスト生成では、およそ87%パスしているよ』
というではないですか!
最初の課題を与えれば、プロトタイプの開発なら仮説を複数たて、AIのみで開発することができそうな近い未来の話です。
▼紹介動画
他にも新しい完全自律型のAI、Devin(デヴィン)がCognition社からも発表され職場の仲間と興奮していたのを思い出します(たった10カ月ほど前の話)。
このニュースを皮切りに、システム開発界隈では、生成AIを使ったプロトタイプ開発案件が飛び交っていました(現在進行形)。また、『エンジニアがもういらなくなるじゃないか』と嘆く人がいる一方、
こんな事例もあります。(数年前の有名な話です。私、この事例がとても好きなんです。)
▼このQRコードのお話です。
※京成電鉄(Keisei Electric Railway Co., Ltd.)の車両ドア写真
電車のガラス窓に張り付けられたQRコードのステッカーご存じでしょうか。
唐突にですが、セイビ堂の東京営業所は、『東銀座』にございます。
東銀座駅も走る都営浅草線は、このQRコードのステッカーが張られた列車がよく乗り入れてきます。
複数の鉄道会社が乗り入れる駅のホームドアの設置のために改修が必要だったというお話です。
しかもこのQRコードのアイデアで開発費20億円の削減だそうです。(削減です 笑)
▼ 開発者の方の動画です。
素敵ですよね。また、そもそも『QRコード』自体が、平成6年に日本企業のデンソーの開発部門(現在は分社化してデンソーウェーブ)で開発された今や世界中で使われている技術。というのも、とてもいいですよね。
『開発』といってもこのケースのように人のアイデアが『キラリ』と光る。そんなお仕事ができるように精進したいですよね。開発関連のお仕事の方なら、みなさん考えることでしょうか。
たった『1年先の世界』が楽しみになりました。さぁ。今年も張り切っていきますか!
どうぞよろしくお願いいたします!!
R&D本部 TT