高いところのお話

私事ですが、この業界に入って30年経ちました。

以前の事務所で1からたたき込まれ、打合せに始まり図面を描き、手配・現場あげく取付作業とマルチにやる業界なんだなと思っていました。

時代が変わっても基本的にそこの体質というか、業態は変わっていないようだ。

看板なだけに現場は小さい店舗から、オフィスビル、学校、病院と様々ですが、

新築に多いのは、高い位置に看板を取り付ける作業がというのがあります。

業界入門から5,6年経った頃、足場は慣れてきていましたが、高所はやはり得意ではなく

毎回恐怖に慄く日々が多々ありました。

あれは忘れもしない。

京橋の某銀行の壁面、ビル10階くらいの位置だったか、初めてゴンドラに乗りました。

作業はしないものの、施工写真を撮影しなければならなかったので仕方なく乗ったのですが、

いやぁ揺れる揺れる!腰が立たない!

よくこの状況で職人の皆様は作業ができるもんだと思いました。

しかし何故だか高所作業車は好きなほうで、アトラクション並みに乗れます。

当然安全事項は守らないとならないわけですが。

最近は、横長の看板が多く、職人さんたっての希望で、スーパーデッキなるものを

レンタルします。広いスペースのカゴがそのまま高所まで伸びるので

確かに空中で長い看板を扱うには、効率が良いです。

2人乗りのバケットだと移動が多く、作業が限定されてくるので、スーパーデッキだと仕事はしやすいですね。

看板メーカーとしての作業に関わる話はここまでですが、

最近は、あちこちの建設現場で見るクレーン。

一度だけ某ゼネコンのタワークレーンの小屋本体にインクジェット出力したシートを貼る作業がありました。

勿論、空中作業ではなく、まだ積み上げる前の地上に置いてある状態での作業でした。

作業が終わるとともにタワークレーンの小屋(?)は鉄骨組の舞台の上に釣り上げられて設置されるのですが、初めて見る光景で、割と楽しんで見学できましたね。

事務所が近所なので、現場前を通る度に、どんどん小屋が高い位置に上っているのが

面白かったです。

順調に工程通りに進んでいる証拠だなと。

でも皆さん、あれ建物屋上付近にででーんとあったものが

気が付くと、いつのまにか消えているのを見たことありませんか。

作業完了という事なのでしょうけどね。

でもどうやって下ろしているのだと思いますか。

私は未だにわかりません。

周囲に別の巨大クレーンを置いて下ろす?

スペース無いのに。。?

ちっさいおっさんの話は聞いたことあるが、もしかしてでっかいおっさんもいるのかな。

そういや、あの小屋には、ちゃんとトイレがついているそうな。

オペレーターは1日中高所にいるわけだから、大変だなーと。

いつの日か、タワークレーン撤去現場に遭遇してみたいものだ。

解明できるその日まで

今日も一日、ご安全に!

サイン営業部 HS

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