誰かのための応援広告

こんにちは!
気づけば2回目があっという間に回ってきて、最近では常にネタ探しをする習慣がついてしまいました…。


今回は先日訪れた韓国で目にした駅ナカによくあるセンイル(誕生日)のお祝い広告について、自分なりに考察してみたいと思います。

最近、日本でもちらほら見かけるようになりましたが、韓国では推しの誕生日をお祝いするメッセージを街中の広告やサイネージに載せる文化があります。

本来、街頭ビジョンや駅のポスターといえば、企業の宣伝広告として収益アップや知名度向上など営利目的で使われることがほとんどですよね。でも、センイル広告は少し違っていて、「推しが見つけてくれたら嬉しいな」とか、「みんなでお祝いしよう!」という純粋な応援の気持ちで作られているんです。

さらに、最近流行しているオーディション番組の影響もあってか、ファンじゃない人にも推しを知ってもらうための周知活動としての役割も果たしているように感じます。

私が特に気になったのは、一体いくらかかるのかという点です。

調べてみたところ、駅ナカポスターであればおおよそ7日間で10万円程度だそうです。ファンの皆さんがSNSでグループを作ったり、クラウドファンディングを利用したりして費用を集めているようでした。決して安い金額ではないですが、それでも応援広告の市場規模は2023年の屋外・交通広告費の約10%を占めていると知って驚きました。

これまで企業広告媒体として認識されていた街中の広告が、個人利用という新しい形で広がっているのは本当に面白いと思います。これからさらにどんな展開があるのか、個人的にとても楽しみです!

フィールドボード推進室 H

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