推しとサイネージ

皆様は推しの応援広告を見たことがありますか?

すでに別の方がコラムで触れている題材ではありますが、今回は日本との違いに焦点を当ててみたいと思います。


主に韓国では、ファンが自ら費用を出してアイドルや俳優の誕生日を祝ったりデビューを応援するファン広告がサイネージ文化の一部として広く定着しています。また同時にカフェイベントや展示会の開催など、ファンが主体となって企画・運営し盛大にお祝いする事も珍しくありません。

こういった期間限定のイベントを巡るために現地の人のみならずわざわざ渡韓する外国人も増えており、少なからず経済効果をもたらしています。

↑弘大入口駅の連絡通路に設置されている長さ約24メートルの巨大なデジタルサイネージ

一方、日本では同じような動きはまだ限定的で、一般的な文化とは言いにくい状況です。

理由はいくつか挙げられますが、まず大きな要因として日本の広告業界は企業や自治体による出稿を前提としているため個人が短期間・少額で広告を出すハードルが高く、手続きや審査も比較的厳しい傾向があります。

加えて自治体ごとの景観保護の観点や著作権、肖像権への規制意識も慎重な姿勢が強いと言えます。

そして日本では応援の気持ちは公式イベント、グッズ購入といったより本人達の売上に直接繋がる場で表現されることが多いのも特徴です。そもそもコンサートでの撮影が禁止されている場合がほとんどなので、韓国のように個人が撮った素材を使うこと自体難しい面も関係しているかもしれません。

↑金浦空港の保安検査場入口に掲載されていた誕生日広告  ファンが自分で撮った写真等を15秒程度の動画にして流している

上記の観点から考えると同じように普及する可能性は低いですが、それでも近年は都内を中心に少しずつファン広告を見かけるようになりました。SNSで費用を募ったり、海外のファンダムによるデジタルサイネージ広告を実際に見たこともあります。

サイネージというと小難しいイメージがありますが、推し活をしていると案外身近な存在だったことに気付きますね!

R&D 本部 KE

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