少しずつ身の回りを片付けようと始めた断捨離。その中で、今はもう聞かなくなってしまったレコードやCDたちと再会しました。埃をかぶったそれらを見ていると、音楽とともに過ごした様々な時代の記憶が鮮やかに蘇ってきます。
レコード、ラジオ、CD、MD、iPod…。時代とともに音楽の聴き方は大きく変化しました。今や音楽はデータとして、サブスクリプションによる音楽配信サービスで手軽に楽しめる時代です。MDはいつの間にか姿を消してしまいましたが、それぞれのメディアには、その時代ならではの思い出が詰まっています。

学生時代、私の音楽の情報源はエアチェックと音楽雑誌でした。小遣いが限られていた学生にとって、好きなアルバムを自由に買えるわけではありません。そんな私にとって、レンタルレコードはまさに救世主のような存在でした。お目当てのレコードを借りて、カセットテープにダビングして、何度も何度も繰り返し聴いたものです。
その後、iPodの登場でデジタル音楽ファイルが加速し、音楽はさらに身近なものになりました。パソコンや携帯音楽プレーヤーに好きな曲を詰め込んで、いつでもどこでも音楽を楽しめるようになりました。

こうして音楽の楽しみ方が変わっていく中で、手元に残ったレコードやCDを見ながら、アナログな時代の温かみや、音楽に対する特別な思い入れを改めて感じました。断捨離をしつつも、思い出の詰まったアイテムは簡単には手放せないものですね。
フィールドボード推進室 3N