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公共施設や商業施設などに設置されているデジタルサイネージの数が日増しに増えてきています。
交通機関の時刻表や病院の待合室などの情報表示にデジタルサイネージを使用していることが増えており、故障した際に代替対応が難しくなると思われます。
表示内容も重要なものが多く、故障により混乱が発生する可能性があるものが多々あります。
故障の要因として考えられるものの一つとして、対策が難しいノイズの影響があります。
ノイズは、機器による観測は可能でも目視が難しい特徴があります。
外部ノイズの代表例としては、雷や太陽フレア(磁気嵐)があり、機器に与える影響により単独故障や広範囲のエリアの機器が故障する事例が発生しています。

現在、雷が単独で発生することは少なく、大雨などと合わせて発生するため、雨の様子などを確認することによりコンセントを抜いておくなどの対策が取りやすいと思います。
ただし、天気予報で過去最高の○○や何年に一度の○○を頻繁に聞くようになりましたので、今後は突発的な天候悪化の状況が増え、予測できない可能性が出てくると思われます。

太陽フレア(磁気嵐)については、天気予報で取り扱われるようになりましたが、まだ一般的ではないため、故障予防の対策が取りにくいと考えられます。
強力な太陽フレアが到達している際には、電子機器の使用中止や磁気シールドされた場所への保管が対策として有効と思われますが、フレア情報がないと対策ができない状況です。
今後、太陽フレアの影響がない製品の開発が必要であると思われます。
設計・デザイン部 MS
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