「ん、変わった?」駅ホームでふと見上げた、あの“縦型3画面”の進化

偶然駅で見かけた光景に、ふと足を止めてしまいました。 昔はホームの端っこに大きな丸い鏡が置いてあったり、ポツンと置かれた古いブラウン管テレビが砂嵐まじりの映像を映していたりしましたよね。それが今や、まるで大きなスマホを3台並べたような、高精細な液晶モニターへとアップデートされていました。

気になって調べてみると、あえて「縦型」にしているのには納得の理由がありました。その方がホームの奥行きと電車のドア付近をセットで、死角なく映し出せるからだそうです。車掌さんから見ると、モニター越しでありながら、まるで窓から身を乗り出して直接ホームを見ているような自然な感覚で安全チェックができるというわけですね。

さらに、画面が3つに分かれているのにも現場の知恵が詰まっています。15両編成といった長い電車をたった1枚の画面にギュッと収めようとすると、どうしてもドアの一枚一枚が豆粒のように小さくなってしまいます。そこで「前・中・後」とエリアを分割することで、遠くのドアに荷物が挟まっていないか、駆け込み乗車がないかを、パッと瞬時に、かつハッキリ確認できるように工夫されています。

私は普段からスマホの画面を見慣れているので、縦型の画面には違和感がないつもりでいました。けれど、それが駅のホームという公共の場所にあるのを見ると、どこか不思議で新鮮な感覚を覚えます。「鏡」から「デジタル」へ、そして「3画面」へ。当たり前に乗っている電車の裏側で、アナログな現場の安心感と最新のデジタル技術が手を取り合う。そんな「DXの共存」とも言える安全へのこだわりが日々アップデートされていることを感じた日でありました。

フィールドボード推進室 3N

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